純金積立で手堅く資産を築くための3つのポイント | 【公式】日産証券の金投資コラム

純金積立で手堅く資産を築くための3つのポイント

2024年11月18日

純金積立は、金の投資方法のひとつで、毎月数千円ずつから購入を始められ、長期的な利益を狙う手法です。ただ、手数料や年会費が高いこと、リアルタイムで取引ができないことなどから、「純金積立をやって失敗した」と思う人も少なくありません。確実な純金積立を検討する際に踏まえておきたいポイントをまとめました。

純金積立とは?

純金積立とは、金投資の方法のひとつで、毎月3,000円程度から投資額を決定し、少しずつ金を購入する方法です。
近年、金の価格は、中東情勢の緊迫化やウクライナ情勢等の影響により高騰が続いており、投資先の一つとしてテレビ等で取り上げられることも増えていますが、金地金を購入するにはまとまった資金が必要になります。その点、少額から始められる純金積立は初心者にもおすすめの資産運用法となっています。
 
毎月の積立額を決めているため、その月の金価格が高くなっている場合は購入する金の量は少なくなり、金の価値が下がっているときは多く購入することができます。金価格の上下動をまめにチェックして取引する必要もないため、忙しい人にも始めやすい投資商品です。
積立している金は取引会社に寄託するため、盗難・紛失のリスクもありません。
積立した金は売却して現金に換えることができるほか、金地金や金貨・ゴールドを使ったジュエリーなどに交換できる会社もあります。
 
しかしながら、純金積立にはデメリットもあります。
 

1.年会費や手数料などがかかる

金の現物を購入すれば、それ以上誰かに手数料を払う必要はありませんが、純金積立の場合は運営している証券会社などに対し、購入手数料のほか、年会費を払うケースもあります。
 

2.リアルタイムでの取引はできない

株式や金ETF(上場投資信託)などは、取引所が開いている平日昼間はリアルタイムで取引ができるため、好きな価格になったタイミングで売買が可能です。しかし、純金積立の場合は、運営会社が通常一日一回発表する金価格で取引する会社が多いです。
 
取引を開始してからこうしたデメリットに気づき、「純金積立を選んで失敗した」と思ってしまう初心者投資家も少なくないようです。そうならないよう、以下のポイントを踏まえておきましょう。

純金積立で失敗しない3つのポイント
 

ポイント①短期的な純金積立はしない

純金積立は一年以上など、ある程度長期にわたって続けることで、金価格の上下動によるリスクを抑えることが期待できる投資方法です。
金投資で短期に利益を狙うなら、金先物取引や金CFDと言った取引が適しています。

ポイント②少額でもいいので毎月購入をする

金は日々刻々と価格が上下動します。安いところで買い、高いところで売る、がピンポイントでできるのが理想ですがなかなかそううまくはいかないのが現実です。
毎月同じ金額の金を購入することで、毎日金価格とにらめっこしなくとも、「高い時には少なく買い、安い時には多く買う」ことができ、結果的に合理的な購入方法となります。
忙しい人ほど、毎月少しずつでも購入するようにしましょう。
ちなみに、積立をしながら、好きなタイミングで金を追加購入する「スポット購入」ができる会社もあります。スポット購入で更なる利益を狙ってみましょう。

ポイント③取引コストを比較する

純金積立は証券会社のほか、銀行や貴金属店などでも行えますが、取引にかかるコストはまちまちです。せっかく金価格が上昇しているのに、コストが意外に大きく、「思ったほど儲けが出なかった…」と嘆く声も聞かれます。
購入/売却単価の価格差(売買スプレッド)の大小、それに加えての売買手数料の多寡、年会費(管理料等)の有無等を比較し検討しましょう。
例えば、日産証券の「タートルプラン」は、金・プラチナの積立商品です。購入単価(税抜)は、大阪取引所の期近価格の終値にグラムあたり金は+15円、プラチナは+25円で売買手数料は「なし」、となっており、計算しやすく、また割安になっています。
 
日産証券「タートルプラン 取引概要」

純金積立で手に入れる金の輝きは特別

純金積立の良さは、実物資産である金の現物をいつか手に入れることを目標に投資が続けられることです。美しく輝き、いつの時代も人々を魅了してきた金を、金貨や金地金、ジュエリーなどの金製品として手に入れ、がんばってお金を稼いだ証として愛でる人も多く、記念品としてもおすすめです。

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