金:満月(5/31)に向けて底固め|【Weekly Report】週間予定
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2026年5月25日
週間展望(5/25~5/31)
このページで知れること(目次)
週間予定:メモリアルデー、外国為替平衡操作実施状況
前週トッピクス:米イラン停戦協議大詰め
ドル円:155―160円レンジで次の展開を待つ流れ
金:満月(5/31)に向けて底固め
【海外投資家動向(225)】
【CME FED WATCH】
金ETF
週間予定:メモリアルデー、外国為替平衡操作実施状況

・米・イラン停戦協議
トランプ米大統領は、イランとの戦闘終結に向けた合意が「まもなく発表される」
「ホルムズ海峡は開放されるだろう」と投稿。
・日銀国際会議とレイキャビク会議
各中銀高官発言相次ぐ、27日植田総裁
・外国為替平衡操作実施状況
大型連休中の介入額は最大10兆円規模と推計
・米4月PCE価格指数
戦争による原油高で伸び加速の見通し、年内利上げ観測
・NZ中銀政策金利
インフレ・金融政策見通し公表、早期利上げ示唆の可能性
・豪4月消費者物価
中銀は利上げ一時停止示唆もインフレ加速なら政策に影響
前週トッピクス:米中首脳会談
【米イラン停戦協議】


トランプ米大統領は23日、イランとの和平合意に関する覚書について「大部分の交渉」がまとまり、ホルムズ海峡が開放されるとSNSに投稿した。「合意の最終的な部分と詳細について現在協議しており、間もなく発表する」とした。
米ニュースサイトのアクシオスは23日、米政府高官の話として、60日間の停戦延長を含む合意に近づいていると報じた。この期間中、ホルムズ海峡は通航料なしで航行が可能となる。イランは海峡に設置した機雷の除去に合意し、その見返りとして、米国はイランの港湾に対する封鎖を解除し、イランが石油を自由に販売できるよう一部制裁の適用除外措置を取る。
一方、イランの革命防衛隊系ファルス通信は24日未明、合意によりイランがホルムズ海峡を管理することになると報じた。革命防衛隊に近いタスニム通信は24日、覚書案について、全戦線での戦闘終結、交渉期間中はイラン産原油の輸出に対する制裁措置が免除される内容が含まれると報じた。海上封鎖を30日以内に完全に解除し、イランの凍結資産の一部を第1段階で解除することも定められているとした。
ドル円:155―160円レンジで次の展開を待つ流れ
【今週見通し・戦略】

ドル円は、GW大型連休中に本邦当局の介入が実施され、160円台から154円台まで下押されたが、片山財務相とベッセント財務長官との会談で、目新しさのある内容ではなかったことや、米中首脳会談では、イランの交渉進展に向けて協調する具体策が打ち出されなかった。ことなどから戻り歩調となった。
FOMC議事録
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月28~29日開催分)は、市場の想定以上にタカ派的な内容だった。多くの委員が「インフレ率が2% を上回って定着する場合、さらなる引き締めが適切となる可能性が高い」との見解を示していたことが判明するなど、総じてインフレへの警戒感が示される結果となった。
また、中東情勢の混乱が長引くことに備え、政府が編成する2026年度の補正予算案について、3兆円規模を軸に検討していることも円売り要因。来月上旬、国会に提出する。夏場の電気・ガス料金支援には、既存の予備費から5000億円程度を拠出する方向で調整している。財源には赤字国債を充てる見通し。
介入警戒
一方、160円接近場面では、本邦当局の介入警戒感が上値抑制要因となった。財務省が29日に発表する為替介入実績も注目。また、6月の日銀金融政策決定会合での利上げ確率は80%程度となっており、その機運は徐々に高まりつつある。6月を含めて年内2回程度の利上げが見込まれており、 ドル円の上値を抑える要因。
ドル円は、上値も下値も限定的で155―160円レンジで次の展開を待つ流れとなっている。上値目標値は、N=160.8円、V=163.0円、E=163.4円。直近波動からは、E=160.3円、V=160.8円がカウント可能。今週は米国が週初に休場で薄商いになる。値飛びや介入の動きには注意。ただし、単独介入では、効果は限定的、大した時間稼ぎにもならない。
金:満月(5/31)に向けて底固め
【今週見通し・戦略】



NY金(6月限)は、米長期金利上昇・ドル買いを嫌気して、ネックラインを上抜けきれず、三角保合いを下放れ。ただし、ザラ場で4400ドルを割り込む場面はあっても、押し目は買われて維持している。
三角保合い下放れ
2025年12月31日安値(4350㌦)~2026年2月2日安値(4458.9㌦)が下値支持帯として機能している。同水準をを維持できれば、ボックス相場への移行もあるが、終値ベースで支持帯割れなら、改めて3月安値を試す流れも想定される。
価格帯別出来高の厚い4600~4800ドル水準が上値抵抗帯に変化。
一目均衡表からの下値目標は、N=4375ドル、V=4236ドル、E=4102ドルなどがカウント可能。20日間安値を更新したが、20日間高値も10日間高値まで下落しており、トレンドフォロー型が中立に戻りやすい値位置にある。
長期買い場探し
満月(5/31)に向けて、米イラン停戦協議が進展しないと1番底探りも予想されるが、季節傾向からは夏高パターンが確認され、5月~6月にかけての安値は中期的な買い場を提供することになりそう。トランプ大統領が前週末カリブでの長男の結婚式に参加しなかったのは、イランへの攻撃が近い・もしくは、停戦協議が大詰めとの見方が出ている。22日、トランプ大統領がバンス副大統領やヘグセス国防長官らを集めて会議を行い、イランとの交渉の進捗状況や、交渉が決裂した場合の様々なシナリオについて報告を受けていた。
【海外投資家動向(225)】

【CME FED WATCH】

金ETF

この記事の監修者
東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社
取締役 菊川 弘之
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

