World Gold Council 中央銀行金準備調査 2026 — 要約 | 【公式】日産証券の金投資コラム

World Gold Council 中央銀行金準備調査 2026 — 要約

2026年7月6日

 

概要

世界ゴールドカウンシル(WGC)とYouGovが実施した2026年版調査(2月〜5月)には、過去最多の76中央銀行が回答。金に対する前向きな姿勢が一段と強まった。

主な発見
金への需要は拡大傾向

● 89%が今後12ヶ月で世界の中央銀行の金準備が増加すると予想
● 45%が自行の金準備も増やす意向(過去最高)
● 84%が5年後に金の準備比率が上昇すると見込む
 
今後12ヶ月間で世界の中央銀行の金準備はどのように変化すると予想しますか?
今後12ヶ月間で所属機関の金準備はどのように変化すると予想しますか?
今から5年後、準備資産合計(外貨及び金)に占める金の割合はどうなるとお考えですか?

金を保有する主な理由

● 危機時のパフォーマンス(90%)
● 長期的な価値の保存手段(84%)
● ポートフォリオの分散(83%)

米ドル離れの加速

● 74%が5年後にドルの準備比率が低下すると予想
● 新興国(EMDE)の中央銀行では地政学リスクや貿易紛争への懸念が特に顕著

今から5年後、準備資産合計(外貨及び金)に占める米ドルの割合はどのようになるとお考えですか?

保管場所の多様化

● イングランド銀行が最多(57%)だが、国内保管や海外分散が増加傾向
● 国内保管を増やした銀行:前年5% → 今年9%

金購入の資金調達

● 50%が国内購入プログラム(自国通貨建て)
● 38%が既存準備資産の売却
 
地政学リスクや貿易紛争への懸念が特に顕著

総括

地政学・経済の不確実性を背景に、中央銀行は金を戦略的資産として位置づけ直しており、需要は当面堅調に推移する見通し。

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