金を購入するときに必要な書類と本人確認手順をご紹介
2024年8月5日
金を購入する際は、本人確認書類が必要となるケースがあります。
ここでは、金の購入方法、一般的な本人確認の流れと必要な書類についてご紹介します。スムーズな金購入のためにも、本人確認書類はあらかじめ準備しておきましよう。
金の購入方法と注意点
古代から人々に愛される金は、社会不安の際に「安全資産」として価値が上がる傾向があります。
現物の金の種類としては、数万円から入手できる金貨と、「金地金」と呼ばれる、いわゆる金の延べ棒に大きく分けられます。金地金はバーやインゴットとも呼ばれます。
金の購入方法
| 店舗 | 田中貴金属工業、三菱マテリアル、日本マテリアルなどの貴金属メーカーの直営店のほか、百貨店、銀行、証券会社などでも購入できる。 直営店であれば、金購入や金投資に関する不安や疑問点も、専門知識のあるスタッフにその場で問い合わせられるため安心。 事前に電話連絡が必要な場合があるので、あらかじめホームページでチェック。 |
|---|---|
| 電話 | 貴金属メーカーや地金商、証券会社などに電話をして、店舗に直接赴かずに在宅で購入する方法。 電話で申し込みを行い、入金確認後、配送または当該企業のスタッフが金を届ける仕組み。 |
| 純金 積立 |
まとまった資金がなくとも、毎月1,000～3,000円ほどを積み立てることで、金を購入できる。 積み立て中は自分で金を管理しないため、金を盗難されるリスクもなく、また、積み立てた金額が一定額に達すれば、現物に交換することができる。 |
| 金ETF | 金の上場投資信託のことで、株式と同じように、自分の判断で金を売買できる。 金ETFの中には、「金の果実」のように、現物の金と交換できるものがある。 |
購入時の注意点
金地金を貴金属メーカーや大手企業等から直接購入されない場合、刻印があるかを必ず確認してください。
金は高価であるだけに、多くの偽物が出回っています。投資家に人気の高いインゴットには刻印がついており、ブランド名や重量、品位表示、シリアルナンバーなどが刻まれています。
金購入時の本人確認手順と必要な書類
200万円以上の金を購入する際には、「犯罪による収益の移転防止に関する法律」に基づき、本人確認書類の提示が必須になっています。
また、200万円以下の取引の場合でも、企業よっては本人確認を求められるケースがあります。あらかじめ、本人確認書類は用意しておきましょう。
【金購入に必要な本人確認書類の例】
| ①写真付きの本人確認書類 | マイナンバーカード 運転免許証 パスポート 在留カード 特別永住者証明書 住基カード（写真あり）など |
|---|---|
| ②写真のない本人確認書類 | 健康保険証 住基カード 住民票の写し 住民票記載事項証明書 印鑑証明書 戸籍謄本または戸籍抄本 など |
一般的に、①写真付き本人確認書類は1種類提示すればOKですが、②写真付きでない本人確認書類は違うものを2種類用意する必要があります。
店舗に行かずに電話等で購入する際は、①であっても2種類の本人確認書類が必要なケースもあります。
また、証券会社などで、金取引に際して口座を開設する必要がある場合は、「マイナンバーカード」または「個人番号が分かる通知カードか住民票」が必要になることがあります。
店舗に行かずに電話で金を購入する際の一般的な流れ
| ① 電話をする |
|---|
| 金を購入したい旨と種類、数量などを連絡します 事前に企業のホームページで金の取引価格を調べておくとスムーズです |
| ② 本人確認書類を送る |
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| FAXやメールなどで本人確認書類の写真などを送信します |
| ③契約に必要な書類が郵送される |
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| 必要事項を記入し、署名・捺印のうえ、必要書類とともに返信用封筒に入れて投函します |
| ④ 指定口座に入金する |
|---|
| 取引確認完了後、指定の口座に金の購入代金を入金します |
| ⑤ 金が送られてくる |
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| 入金確認後、配送または企業の担当者が自宅に金を届けに来ます この際、再度本人確認をするケースがあります |
