ドル円、150円の攻防戦 | 【公式】日産証券の金投資コラム

ドル円、150円の攻防戦

調査課 菊川弘之
2022年10月24日

~下値は限定的か?~

このページで知れること(目次)

【大規模介入か?】
頻繁な介入は効果が薄れる

【大規模介入か?】

金現物ちドル円(日本時間10/21~10/22)

前週末には、151.95円(1990年7月以来、約32年ぶり高値圏)へ急伸したが、米WSJ紙が「次回11月FOMCで75bpの利上げを決定し、その次の12月FOMCで50bpに利上げペースを鈍化させるか否かの議論を行う公算が大きい」「一部のFRBメンバは過度な景気悪化を警戒し利上げペースの減速や来年早々の利上げ停止を求めている」との報道や、サンフランシスコ連銀デイリー総裁による「利上げペースを落とす時期が近づいている可能性がある」とのハト派発言を受け、米長期金利が急低下し、これに合わせるかのように、政府・日銀による覆面介入実施の思惑から146.23円まで急落。9月22日の大規模介入時と同じく、上下に長いヒゲを形成する長大陰線引けとなった。

この記事を見るにはパスワードが必要です。

 

パスワードはこちらからお申込みください。

申し込み

この記事の監修者

菊川弘之

東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社

日産証券インベストメント株式会社

取締役 菊川 弘之

NY大学留学。その間GelberGroup社、FutureTruth社などでトレーニーを経験。
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

この記事を読んだ方にお勧めの記事

  • 米国債格付けを引き下げ

    ムーディーズ・レーティングスは、5月16日、米国の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」に引き下げた。見通しは「安定的」とした。

  • 日米関税交渉合意

    参議院選挙で自民・公明両党は過半数の議席を維持できず衆議院に続き参議院でも少数与党となった。

  • 日米首脳会談を前に、ドル円動意付く

    トランプ大統領が1月20日の就任初日に、カナダ、メキシコへの25%関税や中国への10%追加関税について、発動しなかったことで、マーケットは自己の都合よく、「株価を大きく下げるような政策はない」との希望的観測を高めていた中、公約通りの関税発動で、株…

他ジャンルの最新はこちら

  • 金投資の基礎知識

    金1トロイオンス購入に必要な労働時間の変化と実質金利及び銀価格との関係

  • 定期レポート

    11月のドル円は、米連邦政府機関の一部閉鎖の解除となったことに加え、高市早苗政権が拡張的な財政政策を打ち出したことや、米連邦準備理事会(FRB)の複数の高官から12月9~10日開催のFOMCで利下げを支持する発言があったことから円売りドル買いが先行した。

  • 動画

    新たな買い手の浮上から見る今後の金市場の動向について



当サイトのコンテンツは情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に関わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、 完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当資料により生じた、いかなる損失・ 損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 当資料の一切の権利は日産証券株式会社に帰属しており、無断での複製、転送、転載を禁じます。

取引にあたっては、必ず日産証券ホームページに記載の重要事項リスク説明等をよくご確認ください。
重要な注意事項についてはこちら