金相場、底打ち接近中? | 【公式】日産証券の金投資コラム

金相場、底打ち接近中?

調査課 菊川弘之
2022年7月4日

~インフレよりも景気後退リスクに反応~

NY金(8月限)

【ユーロ安ドル高を嫌気】

6月の米消費者物価指数CPIに続き、米卸売物価指数PPIも事前予想比上振れとなり、 米連邦準備理事会FRBの大幅利上げ見通しに加え、欧州連合EUが経済成長予測を下方修正したことや、イタリアの政局不安を受け てユーロドルがパリティ割れで下げが加速したことを、NY金は嫌気した。一時、1695.0ドルと2021年8月以来、11ヶ月ぶりに1700ドルを下回った。

この記事を見るにはパスワードが必要です。

 

パスワードはこちらからお申込みください。

申し込み

この記事の監修者

菊川弘之

東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社

日産証券インベストメント株式会社

取締役 菊川 弘之

NY大学留学。その間GelberGroup社、FutureTruth社などでトレーニーを経験。
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

この記事を読んだ方にお勧めの記事

  • 白金、3年連続供給不足(JM報告)

    英精錬大手ジョンソン・マッセイ(JM)が15日公表したリポートによると、2025年の世界のプラチナ(白金)の需給は23トンの供給不足予想。

  • 国際エネルギー機関(IEA)月報

    国際エネルギー機関(IEA)月報で、2025年の世界の石油市場について、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産延長や、従来予想を上回る需要にもかかわらず、十分な供給を確保できるとの見通しを示した。

  • 日米首脳会談を前に、ドル円動意付く

    トランプ大統領が1月20日の就任初日に、カナダ、メキシコへの25%関税や中国への10%追加関税について、発動しなかったことで、マーケットは自己の都合よく、「株価を大きく下げるような政策はない」との希望的観測を高めていた中、公約通りの関税発動で、株…

他ジャンルの最新はこちら

  • 金投資の基礎知識

    金1トロイオンス購入に必要な労働時間の変化と実質金利及び銀価格との関係

  • 定期レポート

    11月のドル円は、米連邦政府機関の一部閉鎖の解除となったことに加え、高市早苗政権が拡張的な財政政策を打ち出したことや、米連邦準備理事会(FRB)の複数の高官から12月9~10日開催のFOMCで利下げを支持する発言があったことから円売りドル買いが先行した。

  • 動画

    「ZBT(ズワイグ・ブレッドスラスト)」から見る今後の各市場の動向について



当サイトのコンテンツは情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に関わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、 完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当資料により生じた、いかなる損失・ 損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 当資料の一切の権利は日産証券株式会社に帰属しており、無断での複製、転送、転載を禁じます。

取引にあたっては、必ず日産証券ホームページに記載の重要事項リスク説明等をよくご確認ください。
重要な注意事項についてはこちら