戦況有利なロシア、報復制裁に動く | 【公式】日産証券の金投資コラム

戦況有利なロシア、報復制裁に動く

調査課 菊川弘之
2022年7月5日

~ルハンスク州制圧~

サハリン2プロジェクト

【ロシアによる報復制裁】

ロシアはウクライナ東部ルハンスク州全域を制圧した。次の攻防はルハンスク州と隣接する東部ドネツク州に移行する。
ドンバス地方と呼ばれるルハンスク、ドネツク2州では、2014年から親ロ派が 一部地域を実効支配し、ロシアは今年2月の全面侵攻の直前に親ロ派地域の 「独立」を承認。西側報道に反して、ロシア系住民の保護に加えて、ウクライナの非ナチ化と言う特別軍事作戦の目的を着実に推し進めている状況だ。

こういった中、プーチン大統領は6月30日、「サハリン2」を完全国有化して日欧 を締め出す方向の大統領令を出した。日欧は、1ヶ月以内にロシア政府に申請し て許可を得ないとガスの利権を失うことになる。

この記事を見るにはパスワードが必要です。

 

パスワードはこちらからお申込みください。

申し込み

この記事の監修者

菊川弘之

東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社

日産証券インベストメント株式会社

取締役 菊川 弘之

NY大学留学。その間GelberGroup社、FutureTruth社などでトレーニーを経験。
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

この記事を読んだ方にお勧めの記事

  • 悪い円安進行に注意

    12月FOMCでは、市場予想通り0.25%の利下げを決定した。来年の政策金利見通しで、2025年の利下げ回数見通しが前回(9月)の4回から2回に引き下げられ、利下げペースの鈍化見通しを背景に、米長期金利が上昇。ドル買いの動きが加速した。

  • 米政府機関閉鎖の恐れ

    「米ホワイトハウスは24日、連邦政府機関に対し、政府機関が来週閉鎖されるリスクに備え、大量解雇の計画をまとめるよう指示した。過去の閉鎖時には通常、職員の一時帰休が行われており、異例の対応となる。政府閉鎖を巡る上院民主党との対決を激化させた格…

  • ネックライン140円の攻防戦

    ドル円は、米英の貿易協定の合意に続き、米国と中国が5月12日、相互に発動した関税を引き下げることで合意したことから148円台まで続伸したが、ムーディーズ・レーティングスが16日、米国債の長期信用格付けを引き下げたことで、戻りを売られた。

他ジャンルの最新はこちら

  • 金投資の基礎知識

    中国:海外中銀の金準備保管サービスに進出?

  • 定期レポート

    米政府機関閉鎖 11月5日まで継続なら史上最長に、与野党の膠着状態に出口見えず・日本実質賃金 9ヶ月連続減少の見込み、賃金の伸びが物価高に追いつかない状況続く

  • 動画

    水星逆行期入りから見る今後の金市場の動向について



当サイトのコンテンツは情報提供を目的としており、当社取り扱い商品に関わる売買を勧誘するものではありません。内容は正確性、 完全性に万全を期してはおりますが、これを保証するものではありません。また、当資料により生じた、いかなる損失・ 損害についても当社は責任を負いません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。 当資料の一切の権利は日産証券株式会社に帰属しており、無断での複製、転送、転載を禁じます。

取引にあたっては、必ず日産証券ホームページに記載の重要事項リスク説明等をよくご確認ください。
重要な注意事項についてはこちら