戦況有利なロシア、報復制裁に動く
2022年7月5日
~ルハンスク州制圧~
このページで知れること(目次)
【ロシアによる報復制裁】
岸田首相のお膝元の広島
【米景気後退リスク】
独エネルギー企業が経営難
ブレント原油380ドルも
【ロシアによる報復制裁】
ロシアはウクライナ東部ルハンスク州全域を制圧した。次の攻防はルハンスク州と隣接する東部ドネツク州に移行する。
ドンバス地方と呼ばれるルハンスク、ドネツク2州では、2014年から親ロ派が
一部地域を実効支配し、ロシアは今年2月の全面侵攻の直前に親ロ派地域の
「独立」を承認。西側報道に反して、ロシア系住民の保護に加えて、ウクライナの非ナチ化と言う特別軍事作戦の目的を着実に推し進めている状況だ。
こういった中、プーチン大統領は6月30日、「サハリン2」を完全国有化して日欧
を締め出す方向の大統領令を出した。日欧は、1ヶ月以内にロシア政府に申請し
て許可を得ないとガスの利権を失うことになる。
パスワードはこちらからお申込みください。
この記事の監修者
東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社
取締役 菊川 弘之
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。