米覇権・基軸通貨の揺らぎ
2023年3月23日
~歴史的な転換点~
【サウジ・イラン外交復活】
3月に入り、金価格が急伸。ドル建て金は2000ドル突破、円建て金(小売価格)は史上最高値を更新した。一般メディアでは、「シリコンバレーバンク(SVB)の経営破綻」や「クレディ・スイス経営不安」などに伴う信用リスク・金融システム不安が金上昇の主因として報じているが、3月13日(月)当レポートや、テレビ(日経CNBC・ストックボイス)などでお話ししたように、金大幅上昇の主因は、中国が仲介したサウジとイランの外交復活が、覇権国家・基軸通貨を巡る歴史の中で、大きなターニングポイントとなる可能性を金が織り込み始めたからだ。
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この記事の監修者
東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社
取締役 菊川 弘之
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。