クリミア攻撃計画が波乱要因 | 【公式】日産証券の金投資コラム

クリミア攻撃計画が波乱要因

調査課 菊川弘之
2022年7月28日

~HIMMARS(ハイマース)で攻撃示唆~

ロシアが支配・侵攻しているエリア

【管理された戦争】

ウクライナのルハンスク州を完全制圧したロシア軍は、ドネツク州における軍事攻勢を強めている。「ウクライナ軍」と「ロシア軍」・「ドネツク人民共和国警察部隊連合軍」の戦力を比べると、後者の方が圧倒的に大きい。欧米の軍事支援が続いているため、当初の早期決着シナリオは後退したが、現在の米国による軍事支援は、名著「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」で指摘されている「戦力の逐次投入」で、ウクライナが戦局を逆転する可能性は極めて低い。

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この記事の監修者

菊川弘之

東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社

日産証券インベストメント株式会社

取締役 菊川 弘之

NY大学留学。その間GelberGroup社、FutureTruth社などでトレーニーを経験。
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

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