金:押し目買い再開|金小売価格(月足)・NY金・ステーブルコイン買い|【Monthly Report】月間展望(1月)
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2026年1月5日
~1月1日~1月31日 ~
このページで知れること(目次)
ドル円:円安ドル高の限度を試す流れ ドル円(乖離率)・FED WATCH・ドル円(日足)
金:押し目買い再開 金小売価格(月足)・NY金・・ステーブルコイン買い
1月注目スケジュール:FOMC・日銀金融政策決定会合・ダボス会議
円安ドル高の限度を試す流れ

【今月見通し・戦略】
年末から年始にかけてのドル円は155円台後半から156円台後半の間で推移、緩やかなドル高円安基調が続いている。流動性が低下する薄商いの中、大きな変動はなかった。
日銀金融政策決定会合の主な意見(12月開催分)では、追加利上げに前向きな発言が目立ったことや、日本の通貨当局の円安牽制発言などがドル円の上値を抑えた。31日の米新規失業保険申請件数が雇用の底堅さを示す内容となったことはドル買いにつながったが、157円台乗せにはならず。
12月30日に公表された12月FOMC議事要旨では、「大半の参加者がいずれ追加利下げが適切になる可能性が高いと判断」「一部参加者は当面は利下げ見送りも適切と認識」「複数が高インフレが定着するリスクを指摘」「大半は労働市場のリスクが依然下方に傾斜と判断」「利下げを支持した一部は据え置き支持も可能だった」といった内容が示された。経済リスクを慎重に討議した上で0.25%の利下げが決定したことが判明した。
心理的節目160円を超えてくると、悪い円安も意識される可能性があり、口先介入が強めに出てくる可能性はあるものの、投機ポジションの偏りは小さく、効果は限定的か?高市政権下での財政支出拡大への懸念は強く、国内金利は歴史的な高水準にある中、円安ドル高の限度を試す流れとなりそうだ。一方、12月の米雇用統計の結果次第では、米国の利下げ期待が高まりやすいことが、極端な円安を抑える要因となりそうだ。158-160円超での本邦の介入姿勢に注目。155円が下値支持。
~ドル円(乖離率)・FED WATCH・ドル円(日足)~
【ドル円(乖離率)】

【FED WATCH】

【ドル円(日足)200日度移動平均線】

押し目買い再開

【今月見通し・戦略】
2025年の金先物は3年連続で上昇し、年間の上昇幅が過去最大。上昇率は1979年以来46年ぶりの大きさだった。国際情勢の不安定さを背景に安全資産としての需要が増大。各国中央銀行や投資家からの買い意欲が旺盛だったほか、米連続利下げも追い風となり、64.37%高と急騰。清算値ベースの最高値更新は54回に上った。
新興国などの中央銀行が通貨準備の多様化の一環として金の購入を続けたほか、米財政赤字の拡大などを背景にドル離れの受け皿として金に注目が集まった。一方、年末年始の金相場は、CMEグループが30日、貴金属相場の高騰を受け、マージン要件を31日の取引終了後に引き上げると発表。29日に続き2度目の実施で、手仕舞い売りが広がった。ただし、金の下値は限定的。10月28日安値~12月26日高値までの上昇に対する38.2%水準で下支えられもち合いとなっている。
下値ではFOMC議事要旨を受けた米利下げ観測や、地政学リスクが買い材料視されている。トランプ米大統領が2日に自身のSNSでイラン政府の対応次第で介入を辞さない姿勢を示した。中東情勢では、イスラエル政府が1日、パレスチナ自治区ガザで活動する国際NGO37団体について、活動許可を取り消すと発表。更に、トランプ米大統領は3日、「ベネズエラへの大規模な攻撃を成功裏に実施した」と発表。「マドゥロ大統領を妻とともに拘束し、国外に移送した」と明らかにした。米紙ワシントン・ポスト電子版は3日、米軍がベネズエラを攻撃しマドゥロ大統領を拘束したのは、首都カラカスで中国の特使がマドゥロ氏と会談してから「数時間後だった」と報じた。証拠金引き上げで貴金属相場の過熱感がポジション整理で解消されてくると、米利下げ観測や、地政学リスクなどを背景に改めて押し目買いが始まりそうだ。N=4385.2ドル、V=4538.4ドル、E=4638.0ドルなどが一目均衡表からはカウント可能。価格帯別出来高の厚い4150ドル~4200ドルが下値支持帯。
~国内金地金価格・NY金・ステーブルコイン買い~
【国内金地金価格】

【NY金(12月限)200日移動平均線】

【ステーブルコイン】

1月注目スケジュール:
FOMC・日銀金融政策決定会合・ダボス会議

・米FOMC
追加利下げ観測高まる
・日銀金融政策決定会合
利上げ観測高まりつつある
・ロシア・ウクライナ和平協議
ゼレンスキー側近解任で、和平協議進展期待
実現なら原油安・米追加利下げ観測の高まりからリスクオンへ
・ダボス会議(世界経済フォーラム・スイス)
・米関税問題最高裁判決
違反判決なら金融市場は大波乱
・FRB議長人事
政権の意向を汲む人物が登用される可能性
この記事の監修者
東証スタンダード市場上場 日産証券グループ株式会社グループ会社
取締役 菊川 弘之
帰国後、商品投資顧問会社でのディーリング部長を経て日産証券主席アナリストに。
2023年4月NSトレーディング代表取締社長に就任。日経CNBC、ストックボイスTV、ラジオ日経はじめ多数のメディアに出演の他、日経新聞にマーケットコメント、時事通信、Yahooファイナンスなどに連載、寄稿中。近年では、中国、台湾、シンガポールなど現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。また、自身のブログ『菊川弘之の月月火水木金金』でも日々のマーケット情報を配合中。

